YOSHIKI 「女性自身」インタビュー in NY 連載2
お待たせしました~
YOSHIKIの「女性自身」独占インタビューを連載2!
初の北米ツアーを成功させたYOSHIKI率いるX JAPAN。
16日間で7都市を駆け回るハードスケジュールを敢行したYOSHIKIが、ツアーを振り返る独占インタビュー! 必見です!
「今回、ツアー完走できたことがすごく嬉しいです。
特にシカゴからトロントの2連ちゃんがとてもつらかったです』
と、前回語っていたYOSHIKI.
ツアー中は、メジャーデビュー前のように、メンバーと行動を共にしていたという。
「どこだったかな、サンフランシスコからバンクーバーまで、普通の観光バスのようなので移動しましたよ(笑)。
その他はみんな一緒に飛行機で移動しました。機材などはトレーラー4台で。あとスタッフの半分は、寝ることが出来る車での移動でした。
僕もそうしようと思ったんですが、『首に良くない』と言われて、自分だけ飛行機に乗るのは悪いので、メンバー全員飛行機にしようということになって。
今回のツアーで印象的だったのは、PATAが飛行機に乗り遅れたこと(笑)。
僕もみんなもその飛行機に乗っていて、『あれ? PATAは?』と聞いたら、『イミグレーションで捕まっています』って。結局、乗り遅れましたね。
あっ空港で、僕のカバンがなくなったりもしましたね。トロントからNYに来るときに。
違うところに行ってたみたいで、後から出てきたのでよかったですよ。
僕の場合、カバン10何個も持ち移動しているので、衣装、トレーニンググッズ、譜面とか……プロデューサーやエクゼクティブプロデューサーも兼ねているから……
はぁ疲れた~(苦笑)
今回、そんな風に、みんなと一緒に行動していたので、それが本当に楽しかった。
空港では荷物も全部自分で持ち、搭乗のチェックも全部自分たちでやりました。
結構、がんばりましたね(笑)。
初心に戻ってやった気がします。
また、日本と違い、いろんな段取りがうまくいかなくて。それが逆におもしろかったです。
僕ですか? キレなかったですね。キレてもしょうがないし、雰囲気悪くしちゃうだけだからね(笑)」
そんな中、YOSHIKIは「一つだけ贅沢をした」と話す。それは……。
「僕も荷物を自分で持ちましたし、でも今回、一個だけ贅沢させてもらったのは、毎回、ピアノを用意して貰ったことですね。だいたいBallroomとかにあるじゃないですか? それを弾かせて貰いましたね。なかったところは、ホテルにピアノを入れてもらい、ずっと練習していました。
NYだけはピアノの練習をしなかったんですよ。もう手が張ってしまっていて。『これ以上練習したら逆効果になる』と、医者にも言われたのでやめました。
X JAPANのコンサートは、体が回復するのに2週間ぐらいかかるんですね。でも16日間で7回のライブですから、どんどんつながっていますからね。
それでToshIと2人で、『少し手を抜こうよ』とか『少し穏やかにやろうよ、明日もあるから』とコンサート前には話すんですね。
でもライブが始まると、もう何万倍ものパーセントでドラムを打ってるんで(笑)。客席にも飛び込んでいるし、もう訳わからなくなっちゃうしね(笑)」
大熱狂のうちに幕を閉じた北米ツアーのラストを飾ったNYライブ。
その翌日、YOSHIKIは、NYのラジオにも出演を果たしていた。
「CRS RADIOに収録に行ってきました。そこの社長が昨夜のライブを見に来てくれていて、『ぜったいX JAPANをアメリカで成功させる!』と言ってくれて。
今回、僕、雑誌の取材はツアー前から数えると120以上のインタビューを受けましたね。
ただ『コンサート前だけは取材は入れないで欲しい』と、シカゴで倒れた後はお願しましたが、『それ以外ならあとはいい。移動のときもいい』と言って、空港でもインタビューを受けていましたね。
その手ごたえはありました。でもアメリカはやはり広いじゃないですか。いくらインターネットが普及しているとはいっても、情報伝達は遅いので、僕の所属するエンタテイメントのエージェンシー『ウィリアスモリス』の担当者が、『YOSHIKI、こういうことを何十回とやらなきゃいけないんだ』と。
考えてみると、X JAPANだって昔、ソニー時代に、全国の地方局全部回ったり、いろいろな雑誌やタウン誌のような取材も一つずつやってきて。成果が出てきてこうなって流れたんだなと思って。それをもう一度やるんだと覚悟を決めて。
今日、収録してきたCRS RADIOの社長が、『X JAPANを見てしまえば大丈夫! ライブにまで行かせる努力を僕らがするんだ。X JAPANの噂はみんな聞いているけれど、ショーを見ると絶対違う!』と言ってくれたことが嬉しかったですね。
僕は、いつも開演前に気合入れをするんですね。メンバー集まって円陣組んで『気合入れていくぞー!』と。
でも昨日の開演前は、最初から涙ぐんじゃっていて。『YOSHIKIどうしたの?』と、ToshIとSUGIZOに聞かれて、『もうじ~んと来ちゃって。コンサートまだ始まっていないのに』
この北米ツアーを完走できそうだってことが、本当に胸に染みてきて。
今回、本当に自分たちだけの力でやってきたんですよ。日本には今、マネージャーいないじゃないですか。それをやり遂げたということが嬉しくて。まぁ新人バンドですからね(笑)
でもいつかは世界を取りたい! でもこういうのもいい」
穏やかな口調で静かに語るYOSHIKI。
次回は気になる体調についてのYOSHIKIの肉声をお届けします。
お楽しみに!