ジョン・トラボルタと、妻で女優のケリー・プレストンは2009年、当時16歳だった息子ジェット君を亡くした。ヴァカンスで過ごしていた別荘の浴室で発作が起こり、転倒して頭を強く打ったことが死因だった。ケリーはテレビ番組「The Doctors TV Show」に出演し、自閉症だったジェット君の健康状態と、自身の責任について語った。
「ジェットは自閉症で発作をよく起こしていました。乳児のときに川崎病にもかかったんです」
発達障害の一種である自閉症は、その原因やメカニズムについては未だ解明されていない部分が多いが、ケリーは大気や食品に含まれる化学物質にその要因があると考えているという。さらに、難産であったこと、授乳中に抗生物質を服用していたことなど、自分自身の責任も痛感していると心情を吐露した。抗生物質はカンジダ菌感染症の治療をしていたためだが、この菌には自閉症を引き起こすという説がある。
自らの体験から、「赤ちゃんの親は、オーガニックで、より化学物質の少ない環境で子育てができるようにしてほしい」と訴えた。
2009年の悲劇の翌年、ケリーは47歳で妊娠(トラボルタは56歳)。同年11月に第3子となる男児を出産した。現在は2歳になるこのベンジャミン君と、12歳のエラちゃにたっぷりの愛情を注いでいる。