ABC News
1994年から2004年まで放映された米NBCのメガヒットTVドラマ『フレンズ』。終了してから既に10年近くが経過しているが、今なおファンは多く、映画化の噂が一大ニュースになるなど、その人気は折り紙付きだ。そんな『フレンズ』の主要メンバーの1人、チャンドラーを演じた俳優のマシュー・ペリー(43)がABC Newsに出演し、ドラッグとアルコールの依存症で苦しんでいた過去を語った。ペリーが依存症だったことは既知の事実だが、この件について自身が詳しく話すのは初めて。
『フレンズ』の放映中はほぼ毎日、ジェニファー・アニストンやコートニー・コックスら仲間たちと撮影していたが、依存症であることはひた隠しにしていたという。
「隠すのは相当うまかったと思うよ。でも、結局気づかれちゃったんだよね」
数回にわたってリハビリ施設に入所し、依存症は克服。しかし、当時の自分の写真は見られないと告白する。
「正直、ひるんでしまうんだ。見るのが怖い。僕は病んでいたから」
爆発的人気を誇るドラマのメインキャストという立場は、常にパパラッチやワイドショーに狙われることを意味する。しかしこの事実が、彼の依存症克服に一役買うことになった。
「僕はバーに入ることさえできなかったんだ。バーなんて誰でも行けるだろ?でも、僕には常に人の目がつきまとってるから、もしバーなんかに入ったら『オウ、きみは飲んじゃダメだろ?』って言われるんだよ」
現在ペリーはマリブの豪華マンションで禁酒生活を送っている。最後に『フレンズ』の続編や映画化の可能性についてきかれると
「ないね。あり得ない。もし映画化なんかしたら作品に傷が付くよ」
と一蹴した。