W Magazine
経済誌Forbesの長者番付の常連で、2012年には音楽部門で首位を獲得したジェニファー・ロペス(43)。そんな押しも押されもせぬセレブリティに、実はホームレスをしていたという過去があったことをご存じだろうか。ハイファッション誌「W Magazine」のインタビューで、ロペス本人が辛い過去を語っている。
ニューヨーク・ブロンクス生まれのロペスはハイスクールを卒業後、ショービジネスの世界で生きていくことを選んだが、家族はそれを認めなかった。特に母親の反対は強く、いつも衝突していたという。
「私は大学へ行きたくなかったの。ダンスだけしていたかったから。そのうち、家を出て、ダンススタジオのソファーで寝起きするようになった。あのとき、私はホームレスだったのよね。母には『これは私がしなきゃいけないことなの』と言って。そして数ヶ月後、ヨーロッパでダンスの仕事がもらえたのよ」
現在、ロペスは先夫マーク・アンソニーとの間に生まれた5歳になる男女の双子を育てながら仕事をしている。
「子供たちには一生懸命働くことについて教えたいと思っているの。私は子供についていろんなことを学んだわ。口で言っても聞かないのよ。でも、親がやることは見てる。私も自分の両親を見てきたから。父は夜勤で、私たちのためにどれだけのことをしてくれていたか、私は気づいていたわ。母はタッパーウェア社で働きながら、学校でも仕事を持っていたの。私は常に、両親を失望させちゃいけないと感じていた。だから自然と、小さいときから自分に規律を課して、いつも何らかのトレーニングをしていたの」
今の栄光の陰には、家を捨ててまでダンスに打ち込むという涙ぐましい努力があった。そして恐らく何不自由なく暮らしていけるであろう自分の子供たちにも、努力の大切さを説こうとしている。今回のインタビューで、ロペスは多くの女性の共感を得ることになるだろう。