『ジャンゴ 繋がれざる者』で第85回アカデミー賞脚本賞を受賞したクエンティン・タランティーノ
Matt Petit / ©A.M.P.A.S.
クエンティン・タランティーノ(51)が『パルプ・フィクション』(1994年)以来、ミューズとして愛してきたユマ・サーマン(44)とついに結ばれるかもしれない。
先日開催されたカンヌ国際映画祭に出席した2人は、カンヌ滞在中の長い時間を共に過ごし、同じ別荘に寝泊まりしていたという。関係者はUs Weeklyの取材に対して「彼は彼女を長いこと愛していました」と内情を語る。
タランティーノとサーマンは、『パルプ・フィクション』、『キル・ビル』シリーズで成功を収め、親友のような関係に。2010年には公の場で彼が足フェチであることをからかい、サーマンの履いていたクリスチャン・ルブタンのヒール靴にシャンパンを注いで2人で飲んで見せ、会場の爆笑を誘った。ハリウッド屈指の美貌の持ち主ながら、このようなユーモアセンスも併せ持っているところに、タランティーノは惹かれていたのだろう。
サーマンは1990年にゲイリー・オールドマンと結婚。2年後には離婚し、1998年にはイーサン・ホーク結婚し、マヤ(16)、レヴォン(12)という一男一女をもうけた。しかし、ホークの浮気で破局。その後、スイス人投資家のアーパッド・ブッソンと2007年に婚約。2012年に女児を出産するも、今年4月になって婚約を解消していた。ちなみにこの女の子のロザリンド・アルーシャ・アーカディナ・アルタルネ・フローレンス・サーマン=ブッソンという名前は、その長さゆえに当時かなり話題となっていた。
方や、タランティーノは結婚歴なし。かつては『誘惑のアフロディーテ』でアカデミー助演女優賞を受賞したミラ・ソルヴィノや、ソフィア・コッポラと交際していたが、いずれも短期間で破局を迎えている。
サーマンはブッソンと別れた後、タランティーノとたびたび会ってランチなどを共にしていたようだ。タランティーノは彼女のために自分ができることを探し、傷心のサーマンを献身的に支えていたと、もう1人の関係者は話す。一緒にいると安心できるようで、カンヌでのサーマンはそれまでよりも幸せそうに見えたという。
『パルプ・フィクション』から20年。サーマンはこの作品でアカデミー助演女優賞にノミネートされた。自分をスターダムに押し上げた作品の監督が実は運命の人であり、巡り巡ってついにたどり着いたということなのだろうか。まるで映画だ。