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騒動の発端となったノーティー・ボーイの写真
(C)Twitter

ワン・ダイレクション(1D)を脱退したゼイン・マリク(22)と、現メンバーの一人ルイ・トムリンソン(23)がTwitter上で険悪な状況に陥っている。

騒動の発端は、音楽プロデューサーのノーティー・ボーイがフィルター加工をしたゼインとのツーショット写真をツイートしたことだった。ノーティー・ボーイはゼインが1Dに在籍していた頃から共に楽曲製作を行っており、今後のソロ活動においてもプロデュースを担うと目されている人物だ。

これを見たトムリンソンはノーティー・ボーイのアカウントに向けて「12歳のときなら、この加工もイケてたんだろうけどな、ハハハ。 まだやるヤツがいるんだなァ」と心底バカにしたリプライを飛ばした。

そのわずか15分後、「ルイ・トムリンソンみたいな歌うこともできないヤツだっているしな。でも悪口を言うときだけは音程が合うんだよ」とノーティー・ボーイ。

ルイはさらに挑発する。「神はあんたが引く手あまたのプロデューサーだってことを忘れちゃったんだな。他人のキャリアに乗っかるのってどんな気分?」。

ここにいよいよ看過できなくなったとみられるゼインが参戦。「新しい出発をしたときのことを思い出せよ。もう意地の悪い言いがかりをつけるのはやめてくれ」とうんざりした様子でルイを諫めた。

ノーティー・ボーイはこれに触れず、前出のルイの嫌味に対し「それはそっちだろ? おまえは5年間他人頼みでやってきたんだからな。俺はエミリー・サンデーとサム・スミスとの仕事を職務経歴書に書けるぜ」と、自分の仕事を自慢。

ルイもゼインを無視し、ノーティー・ボーイとの罵り合いを続行。「スゴイスゴイ、よくやったよ! 売り上げに関して言えば、俺たちもまあよくやったかなって言えるかな。これからもがんばって!」。これらのやり取りには双方に「なぜそこまで……」と疑問に思うほどの敵意が見て取れる。

実は、ルイとノーティー・ボーイがTwitter上で口げんかをするのは、これが初めてではない。ゼインが3月末に脱退を発表して間もない頃、ノーティー・ボーイはゼインが一人で歌う音源をネット上で公開。「普通の生活に戻りたいなんてウソじゃないの!」「ソロでやっていきたいから1Dを裏切ったのね!」とファンは悲しみと怒りを噴出させた。このノーティー・ボーイの行動にルイが激怒、「うわあ、どんだけ無神経なんだよ。あんたいくつ? 大人になれよ!」とTwitterで訴えた。

その後、この音源は過去のアルバム未収録曲であることがわかったが、ファンやメンバーからすれば「騙し討ち」のように感じるとしても無理もない。しかしノーティー・ボーイは謝罪するどころか、「落ち着けって。俺はルイ・ウォルシュ(オーディション番組『Xファクター』の審査員)のことを話してただけだぜ? 彼は誰かさんを脱落させたからな。ツイートの日付を見ろよ #2014」とルイ個人の過去を当て擦った。ルイは「俺はあんたが上げたビデオについて話してたんだ。ファンを怒らせたいんだろ? 目的を果たせて良かったな」と受け流したが、ノーティー・ボーイはその後も挑発を続けた。二人の因縁はここから始まったと言える。

ゼインからすれば、もう1Dとは完全に決別してソロ活動に専念したいところだろうが、ファンやメディアがそうはさせない。脱退時は「素晴らしい仲間」「これからもずっと応援していくよ」などと美辞麗句で新たな旅立ちを演出したが、その“友情”に入ったヒビは、日ごとに大きくなっているようだ。

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