7月15日より、日本では18歳未満の子どものわいせつな写真や映像といった「児童ポルノ」を所持、もしくはそれに係る電磁的記録の保管を禁じる「改正児童ポルノ禁止法」の罰則が適用される。所持しているだけで1年以下の懲役、または100万円以下の罰金が科せられるため、警視庁が事前の破棄を呼びかけている。
そんなタイミングで、米国のある有名人が児童ポルノ所持容疑で逮捕された。
約15年前、サブウェイのターキーサンドイッチを毎日食べ続け、1年で110キロもの減量に成功した米国人男性ジャレッド・フォーグル。当時は日本でも報道されたため、記憶に残っている方もいるのではないだろうか。その後彼は”Subway Guy”としてCMに出演したり、サブウェイのイベントに呼ばれたりとセレブ扱いされるようになった。2004年には学校教育を通じて小児肥満症の知名度を上げるための非営利団体「ジャレッド財団」を設立している。
そのジャレッド財団の責任者リチャード・テイラーが今年5月、児童労働虐待および児童ポルノ所持、さらにのぞきの容疑で逮捕された。テイラーは獄中で自殺を図ったが一命は取り留めた。フォーグルはただちにテイラーとの関係を断ち切り、調査への全面協力に同意した。
しかしその2カ月後、連邦当局がフォーグルの自宅を家宅捜索し、彼も児童ポルノ所持で逮捕されてしまったのだ。
フォーグルを広告塔として起用してきた米サブウェイは、逮捕の報を受け「大変ショックを受けています。以前逮捕されたジャレッド財団の従業員(テイラー)の件に関係があると考えています」とコメントしながらも、フォーグルとの関係を一時的に凍結した。
37歳となったフォーグルが連行される写真がIndyStarのTwitterで見られるが、以前ほどではないものの、かなり肉付きがよくなった印象だ。