Daily Mail
世界一稼ぐスーパーモデル、ジゼル・ブンチェン(34)。今年ランウェイを引退したが、広告や雑誌などで彼女の姿を目にしない日はなく、過去20年で最も成功したスーパーモデルの一人と言われている。そんな彼女がパリの形成外科を訪ねた際に着用した衣服が波紋を呼んでいる。
今月初め、黒いメルセデスがパリの著名な形成外科の前に停まった。ドアが開いて現れたのは、イスラムの女性が伝統的に着用しているヴェール「ブルカ」を頭からすっぽりかぶり、くるぶしまで覆う「チャードル」を身につけた二人の女性。ただでさえ目を引くメルセデスから、やけに背の高いムスリム女性が二人も出てきたとあって道行く人は二人に釘付けとなった。ドライバーが今までに何度もジゼルをキャッチした写真に写り込んでいたこと、そして今年初めにもジゼルが同院を訪れていたことから、英Daily Mail紙はこの謎の女性をジゼル・ブンチェンであると断定。同紙によると、この日ジゼルは11000ドルに上る目と胸の形成手術を行ったという。
二人が正体を隠すためのカムフラージュとしてムスリムの伝統的衣装を着たことに、方々から怒りの声が上がっている。
まず、二人はクリスチャンであり、イスラム教徒ではない。さらに、ゴールドの華奢なサンダルを履いており、つま先が露出している。これはムスリムではタブーとされていることだ。この二点だけでも、イスラム教徒の怒りを買うには十分だろう。そして、フランスでは、2011年にブルカの着用を禁止する法律が施行されている。フランス人は法を犯したジゼル姉妹の行為を「恥ずべき」「バカバカしい」と非難している。