(写真:FameFlynet/アフロ)
当選後から続く反トランプ派のデモ活動は、メキシコ国境に壁を建設する大統領令に署名したことを受け、さらに激化の一途を辿っている。女性の権利を訴えるデモには、マドンナやケイティ・ペリー、エマ・ワトソンら有名人も多数参加して話題となった。そんな中、一風変わった反トランプ活動に心血を注いでいる俳優のシャイア・ラブーフが逮捕されたことがわかった。
ラブーフはニューヨークの映像美術館の敷地を拠点に、「He Will Not Divide Us(彼に我々を分断させない)」と銘打った抗議のパフォーミングアートを展開。壁にスローガンを大書し、その前で歌い踊りながら抗議の輪を拡げていくというもので、オンラインでライブ配信も行われている。
25日夜、1人の男性がラブーフに接近し、しがみつきながら「ヒトラーは間違ってない!」と絶叫。ラブーフは彼を突き飛ばして乱闘騒ぎに発展した。映像には収められていないが、ラブーフがこの男性を強く殴ったことが逮捕理由となったという。
26日未明には自己誓約で保釈された。ラブーフは「He Will Not Divide Us」のスローガンを意気軒昂に叫び、タクシーに乗って帰路についた。