山口達也 大ヒットアニメ映画の続編『カンフーパンダ2』で主人公の声を熱演! 公開記念インタビュー

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世界中で大ヒットした前作から3年あのカンフーオタクのジャイアントパンダ、ポーが帰ってくる!

日本語の吹き替えを担当するのは前作『カンフー・パンダ』に引き続きTOKIOの山口達也さん。

 

「映像も、内容も前作をはるかに上回る出来になっています!」と最新作を絶賛!

実際にL.A.のドリームワークス本社でアニメーションの制作現場を見学した時のエピソードや、本作の見どころをたっぷり語っていただきました!

 

「親子の絆や愛が作品の中にあふれてるので、ぜひ家族で観てもらえたらいいですね。」

プロフィール 

山口達也:やまぐちたつや

72年1月10日生まれ。埼玉県出身。’94年にTOKIOのベーシストとしてCDデビュー。以降俳優業や音楽活動をベースに、テレビ『ザ! 鉄腕! DASH!!』(日本テレビ系)、『5LDK』(フジテレビ系)などに出演するなど幅広く活躍。現在、情報『ZIP!』(日本テレビ系)の水曜日パーソナリティを担当する。

作品紹介

カンフー・パンダ2

新宿ピカデリーほか全国ロードショー中

c2011 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved

インタビュー

 

-今回、続編として公開される『カンフー・パンダ2』ですが、まず、ご覧になった感想をお聞かせください。

山口:そうですね。前作と比べると映像が全然違っているのに驚きましたね。あとは、今回はより内容がしっかりしています。大人が観ても楽しめると思いますよ。

 

-映像としてもストーリーとしても、前作よりもパワーアップしているということですね。

山口:やっぱり、3Dのすごさをあらためて感じましたね。最近、3D作品もいろいろ出てきているので観ることも増えましたけど、今回の『カンフー・パンダ2』の映像の細かさは、たぶん1度観ただけでは気づかないような、本当に細かい動きが山ほどあるんです。今年4月に、映画のイベントでロスに行ったとき、ドリームワークスの会社を見学させていただき、制作スタッフの方々からいろいろお話を聞く機会がありました。驚いたのは、アニメーションの制作現場にちゃんと照明さんがいたことですね。コンピューターで、照明の当て方によってどう映像が変わるかすごく細かい計算をしていて。ほかにも“私はポーの毛の動きをやっています”とか、“僕は目をやっています”とか、1つの絵の中でものすごくいろんな人が関わっているんですよ。なので、実写の作品よりもよりリアルに感じてしまうというか、僕が映像としていちばん感心したのは水の動きですね。水滴とか海でのシーンの映像なんかは、半端なくすごいですよ!

 

-前作から3年ぶりにまたポーの声をやるということで、声の面で工夫された点はありますか?

山口:そんなに作ることもなく、わりと普段どおりの感じでやらせていただきました。実際、作品のなかでポーが成長しているので、セリフの言い方も自然と変わってきていましたし。1作目は本当に頼りなくて、カンフーの達人になりたいだけの子どものようなイメージだったので、実際の台本にも子どもっぽいセリフ回しが多かったんです。でも今回は、立派な一人のカンフーマスターとして成長した彼からスタートしているので、変に作りこまなくても、自然な演技でできました。

 

-前作に続く物語になっていますが、この『カンフー・パンダ2』からでも観られるなという印象でした。

山口:そうですね。新作から観ていただいても、もちろんストーリーはきちんと分かりますし、ポーの可愛い部分もちゃんと残っていますからね。ただ本当は、1作目から観ていただけると、もっと情けないころの可愛いポーを観ることができるので、ぜひ、1作目も観てもらいたいですね。そして、今回の内容はとくに、親子で観てもらいたいです。前回はわりとアクション的なもの、サクセスストーリー的なものだったんだけれども、今回は気持ち的な面でもすごく大人も楽しめる内容になっていると思います。

 

-今回は師匠から『内なる平和』という課題が与えられて、最後にそれを習得してシェンに勝つわけですが、このストーリーの中で山口さん自身がいちばん素晴らしいなと思うところはどこですか?

山口:前作でカンフーマスターになったポーが、今作のなかでさらに成長するきっかけになる出来事が大きくわけて2カ所あるんですね。1つは、自分の生い立ちに関する秘密が分かって、一度は気持ちがへこんでしまうんですが、そんな宿命や運命に立ち向かう『勇気』を手に入れること。もう1つは、今作の途中までは、ポーの素人心がたまに見えるところがあって、マスターファイブと比べるとまだ幼稚でしたよね。だけどそのなかで、シーフー老子の言う『内なる平和』という課題を、人から教えられることなく自分で気づきました。その2つが大きなキーポイントとなって、ポーは精神的にもカンフーマスターになっていくんです。

 

-カンフーの技では『伝説の龍の戦士』と言われていましたが、心の上でも成長するということですね?

山口:今までは本当に子どもで、単なるミーハーで、マスター・ファイブの背中をずっと追いかけていたポーが、今回は、気づけば仲間を引っ張っていたんです。そこはすごく大人になったと思いますね。そういうポーの精神面での成長は見どころの一つです。それから、実の両親とポートの悲しい別れの回想シーンとか、すべての謎が明らかになったときのポーと、育ての親・ガチョウのピンさんとのシーンは、親子の絆の深さを感じましたね。アフレコをしていても涙が出てきました。(笑)

 

-前作に引き続き、米国でも有名俳優が声優を担当されてひじょうに豪華ですよね。4月にロスで会われた時にはみなさんと何かお話をされましたか?

山口:ジャック・ブラックさんとアンジェリーナ・ジョリーさんに会いましたね。作品についてというよりも、前回会ったときの話をたくさんしましたね。ジャックさんは「この前は、俺とおまえでこんなことをしたな。こんなことをふざけたな」っていう感じで。あと、お会したのが4月だったので、アンジーは日本のことをすごく気にかけてくれていました。会った時もまず「あなたのご家族は無事でしたか?」っていうことを聞いてくれましたし。

 

-最後に、あらためて今回の映画のPRをお願いします。

山口:“家族の絆”や“内なる平和”というのは、今年の日本にとって大事なテーマでもあるし、上野動物公園にもパンダがやってきて、日本人は今すごくパンダが気になっていると思うんですよ。親子の絆であったり、愛であったり、というのが作品の全体にあふれているので、ぜひ家族で観てもらえたらいいなと思いますね。あと友だち同士で、「仲間っていいな」という内容にもなっています。

 

-ちなみに実際のパンダを見に上野には行かれたんですか?

山口:はい、パンダに会ってきました。元気でしたよ(笑)今年の4月には成都のパンダセンターに行かせてもらって、赤ちゃんパンダにも会ってきたんです。今年は相当パンダを見ました(笑)。

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