南羽翔平 「殺陣にも〝感情〟があるんです!」ミュージカル版『忍たま』が再演

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大きな瞳に白い肌、さわやかイケメンの南羽翔平が、ミュージカル版の『忍たま乱太郎』に出演する。10年に第1弾が上演されて以来、第3弾まで毎回、再演が行われている人気作品だ。第2弾から『忍たま』に参加した彼が演じるのは、忍術学園きってのクールで優秀な生徒、立花仙蔵だ。

なんば・しょうへい★

91年2月2日生まれ、岡山県出身。10年に『仮面ライダーW』(テレビ朝日系)で俳優デビュー。ドラマ『アスコーマーチ』(同)、舞台『「鬼切姫」~第一章・志を継ぐもの~』(12年)などに出演。6月から9月まで、4カ月連続で舞台に出演。

舞台 ミュージカル忍たま乱太郎第3弾『山賊砦に潜入せよ』再演

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7月4日(水)~15日(日)、東京・サンシャイン劇場にて上演
詳細は公式サイト(http://www.musical-nintama.com)へ

 

タイツマンズ10周年記念LIVE『タイツの花道』
覇道編 2012年8月21日(火)~26日(日)
王道編 2012年8月28日(火)~9月2日(日)
公演情報は(http://www.set1979.com/perform/detail/03.php)へ

 

――6月に出演舞台があって、7月はこの『忍たま乱太郎』、立て続けに舞台に出演されていますね。
「『忍たま』の次、8月と9月も舞台があるんです。体力勝負ですね」

――今回は『忍たま乱太郎』第3弾の再演ですが、ストーリーは違うんでしょうか?
image「内容はまったく違うわけではないんですけど、ダンスやアクション、殺陣が一新されます。僕は第2弾から『忍たま』に参加しているんですが、第2弾のときも再演ではダンスが一新されました。それぞれに見どころがあるんです」

――第2弾に引き続き、南羽さんは立花仙蔵を演じます。仙蔵とは、どんな忍者なんでしょうか?
「忍術学園一のからくりの腕をもっていて、冷静で優秀な生徒。サラサラのストレートヘアで、今回の舞台ではありませんが、女装も得意なんです。してみたかったんですけど(笑)。立ち回りも美しさを意識するような、美意識がとても高いコです」

――南羽さんは、仙蔵と似ているところはありますか?
「舞台の『忍たま』は、キャスト全員が、それぞれのキャラクターに沿っている気がします。僕もまわりの人に『仙蔵っぽいね』って言われることがあって。落ち着いていてクール、そういうところは似ているって言われます。オーディションのときからこの役を狙っていて、その通りになったので、すごくうれしかったし、
いまも出られて光栄です」

――今回は、座長も務めるそうですね。
「そうなんです。スムーズに稽古が運ぶように、あと、稽古に集中できていない空気のときは、声をかけて、ひっぱっていくように、そんな流れみたいなものを作ろうと意識しています。出演者には小学生もいるので、そのコたちは本当に自由で(笑)」

――人の上に立って、いろいろと動くのは性にあっていますか?
「そうかもしれませんね、意外に。部活でも、部長やキャプテンをやっていたことがあるんですけど、気づいたらそういう立場に置かれていた、なんていうことが多くて。普通にしゃべっていると、そう見られないんですけど(笑)」

――忍者のお話なので、やはり、アクションが多いんでしょうか。
「けっ
こうアクロバットなシーンもあります。それに忍者らしく、殺陣も忍者刀を使った、野性的な感じのものを練習しています。走るときは腰を低くしたりとか。最初は大変でした。でも殺陣に関しては、僕は剣道3段を持っているので、そこが生かされた部分がありました。やっぱり通じるものがありますね」

――殺陣を経験してみていかがでしたか?
image「じつは、すごく好きなんです。殺陣も芝居といっしょで、“感情”があることに気がついて。たとえば、相手との間とか。そういった、奥が深いことに気がついてから面白くなってきました」

――南羽さんが考える、舞台『忍たま乱太郎』の魅力とは?
「キャストも下は小学生から上は大先輩まで、お客さんの年齢層も、小学生からご年配の方までいらっしゃる。そのみなさんがおっしゃってくれるのが『楽しい作品だった』ということ。そここそが、舞台『忍たま』のいいところだと思っています」

――イケメン俳優が多く出演するだけに、若い女性のお客さんが多いと思っていたのですが、そうではないんですね!?
「そうなんです。いろんな年代の方が来てくださっています」

――8月は、劇団スーパーエキセントリックシアター(SET)の舞台にゲスト出演するそうですね。
「SET
のユニット『タイツマンズ』の結成10周年記念公演で、全身タイツで出演します。真夏にタイツなので暑いかもしれません(笑)。まだ稽古が始まっていない
ので、何とも言えないんですけど、僕が出演者でいちばん若いので、全力でぶつかりたいと思っています。吸収できることがいっぱいあると思うので」

――話は変わって、南羽さんが芸能界に入られたきっかけを教えてください。
「高校生のとき、東京へ来た際に、時間があったので、原宿へ行って。そこで声をかけらました。そのころは進路について悩んでいた時期で、どういう道が自分にあっているのかもまだ分からなくて。そのときに声をかけてもらって、今があります」

――もともと、芸能界には興味があった?
「そうですね。それで、声をかけてもらって『これだ!』って思いました。戦隊ヒーローものが好きで、アクションにも興味があったので。今後もアクションが多い舞台や、映像の仕事をしてステップアップしていきたいです」

――特技に「バク転バク宙」と書いてありますが、運動全般が得意?
image「走るのも好きです、マラソンとか。忙しくてもリフレッシュできるので、よく走っていますよ」

――演じることの魅力というものが分かり始めてきましたか?
「役を通じて、その人の人生が体験できて、自分の人生にもプラスになる。役の経験が自分に蓄積されている気がして、そういうところが面白いです。ジャンルを問わず、演じることをどんどんやっていきたいです」

――憧れている、もしくは、尊敬している人はいますか?
「僕より1つ年下ですが、早乙女太一くんがすごいなって思っていて。舞台を見ると、すごく燃えてくるんです。同年代としても気になるし、美しい」

――いつかは共演なんてこともあるかもしれませんね!? では最後に、舞台のPRをお願いします。
「『忍たま乱太郎』は、アニメや映画になっている人気作品ですが、舞台ならではの『忍たま』のよさもあるので、ぜひ、見に来ていただきたいですね。『勇気100%』というセリフや歌があるんですけど、それを伝えられたらと思っています」

 

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