ザ・ローリング・ストーンズ最古のライヴ&セッション映像発掘!
2012版『チャーリー・イズ・マイ・ダーリン』の凄まじい内容が明らかに!
ストーンズ結成50周年となる今年、50曲入りベスト『GRRR!』や50周年記念ドキュメンタリー映画『クロスファイアー・ハリケーン』が大きな話題となっているが、これまでその陰に隠れがちだったストーンズ初の公式フィルム『チャーリー・イズ・マイ・ダーリン』の最新編集版が、それらに負けず劣らず衝撃的な内容だったことが明らかになった。
そもそも『チャーリー・イズ・マイ・ダーリン』は、1965年9月3~4日に行われた短期アイリッシュ・ツアーを追ったストーンズ最初の公式フィルム で、ファンの熱狂やバンドのプライベートに重き を置いて編集された当時の完成版は、アイドル的人気の絶頂を迎えていたストーンズの真の姿を伝える貴重な記録ではあったが、彼らの音楽を楽しむという点においては、些か不満が残るというのも事実だった。
それが、強烈に生まれ変わったのは何故かというと、昨年、保存庫から見つかったラベルの無いフィルム缶に入っていたという未編集のライヴ素材やセッション映像がたっぷりと加えられたから。
もちろん、コマ毎に丁寧にレストアされた映像や、1stジェネレーションのテープから落とされたライヴ音源など、過去に地下市場その他で出回っていたものとはクオリティに格段の差があるのも事実だが、例えば「アイム・オールライト」の途中でファンがステージに乱入する有名なシーンも、ブライアンに飛びついたファンの体がギターにあたって「ギャ~ン」と鳴ってしまったりと、その混乱がより生々しく迫ってくる丁寧な編集がなされているのが嬉しい。
その他、ライヴで演奏されるのは「ラスト・タイム」「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」「エヴリバディ・ニーズ・サムバディ・トゥ・ラヴ~ペイン・イン・マイ・ハート」「アラウンド・アンド・アラウンド」「サティスファクション」の全6曲。
これが、50年間ステージに立ち続けるストーンズの姿を、プロショットで捉えた最古のライヴ映像だ。
もう一つの、新たに追加された目玉が、ホテルの一室でミック・ジャガーとキース・リチャーズがアコースティック・セッションを繰り広げるシーン。デビュー作からの「テル・ミー」に加え、他アーティストに提供した楽曲やビートルズ(!)のカバーなど、マニアには落涙物のシーンが続出!曲作りの過程や断片的に歌われるスタンダード曲も含め、バンドの音楽的な才気を存分に感じさせてくれる。
さらにマニアには見逃せないのが、同時に発売される『スーパー・デラックス・エディション』。何と、1965年3月の英国ツアーからの未発表ライヴを収録したボーナスCDが加えられているのだ!これまで海賊盤にも入っていなかった曲もあって、おまけのポスターやフィルムセルも含め、まさにマストバイのセットとなっている。
尚、9/29(金)には、ニューヨーク映画祭にて本作がプレミア公開される予定となっているが、当時のマネージャー&プロデューサーであるアンドリュー・ルーグ・オールダムも出席するという。
商品の詳細はユニバーサル ミュージックの公式ホームぺージ
(http://www.universal-music.co.jp/rolling-stones)にて。
11/7発売 『チャーリー・イズ・マイ・ダーリン』
●Blu-ray UIXY-1001 税込4,800(税抜4,571)
●DVD UIBY-1074 税込3,800(税抜3,619)
●スーパー・デラックス・エディション UIBY-9121 税込15,000 (税抜き14,286)
【ザ・ローリング・ストーンズ・バイオグラフィー】
1962年、ロンドンで結成。翌63年にシングル「カム・オン」でデビュー。当時のメンバーはミック・ジャガー(Vo)、キース・リチャーズ(G)、ブライアン・ジョーンズ(G)、ビル・ワイマン(B)、チャーリー・ワッツ(Ds)。「サティスファクション」「黒くぬれ」「夜をぶっ飛ばせ」等、ブルース/R&Bに根差したワイルドなサウンドと不良っぽいイメージで、ビートルズに対抗する世界的なバンドとなる。1968年の「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」以降は、よりルーツに根差した泥臭いサウンドを展開。翌年にジョーンズが脱退、ミック・テイラーが加わると、2本のギター・アンサンブルを軸とするルーズでヒップな“ストーンズ風R&R”を確立し、「ホンキー・トンク・ウィメン」「ブラウン・シュガー」「ダイスをころがせ」「イッツ・オンリー・ロックンロール」等、後のステージの定番となる代表曲を次々と生み出す。1976年、ギタリストがテイラーからロン・ウッドに交代した後も、変わらぬスタイルに流行も巧みに取り入れつつ、「ミス・ユー」「スタート・ミー・アップ」等のヒット曲を連発。1990年には初来日公演が実現、1993年にビル・ワイマンが脱退するも、大規模なワールド・ツアーをコンスタントに実施するなど、半世紀に亘りシーンの第一線に君臨し続けるロックの代名詞的な存在である。
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