放送中のドラマ『潔子爛漫~きよこらんまん~』での役そのまま、和装姿がしっくり似合っている、福田沙紀。物語の舞台は、明治期の日本。彼女は、武士の娘である主人公、潔子を演じている。10代から女優活動をしている彼女、今作が昼ドラ初出演にして初主演となる。
ふくだ・さき☆
90年9月19日生まれ、熊本県出身。04年、第10回全日本国民的美少女コンテストで演技部門賞受賞し、同年、ドラマ『3年B組金八先
生』(TBS系)で女優デビュー。おもな出演作に、映画『津軽百年食堂』(11年)、ドラマ『メイド刑事』(テレビ朝日系)などがある。
ドラマ『潔子爛漫~きよこらんまん~』
東海テレビ・フジテレビ系にて、毎週月曜~金曜・午後1時30分~放送中
――昼ドラに出演が決まったときの感想をお聞かせください。
「まずはびっくりしました。昼ドラって、ドロドロした愛憎劇とか、セクシーな大人の世界というイメージがあったので、『何をさせられるんだろう?』と(笑)。今までにない純愛物語だと聞いたんですが、それでもじつはセクシーなシーンがあるんじゃないの? って(笑)。でも実際は、手が触れ合っただけでドキっとしたり、目と目があって頬を赤らませたりするような、本物の純愛ドラマなんです」
――明治時代に生きる潔子さんという女性は、どういう方なんでしょう?
「女性の鏡みたいな人。芯が強くてまっすぐで、強さをもった人です。ずっと1人でがんばっていて、たまには肩の力を抜けばいいのにって思うくらい」
――潔子と福田さんの似ている点や、共感できるところは?
「潔子は、大好きな蒼太さんに迷惑をかけまいと、がんばるんです。はじめは台本を読みながら『甘えちゃえばいいのに』と思ったときもあったんですけど、演じていくうち、なるほどなぁって思うようになりました。好きだからこそ、迷惑も心配もかけたくない、だから『大丈夫』と言ってしまうんです。私も我慢するほうなので、そこは共感できました」
――明治時代の恋愛には、どんな感想をお持ちになりましたか?
「本当はいっしょにいたいのに、相手を思って、あえてそうしない。そんな愛し方は、かっこいいなと思います。お互いを思うがゆえに、気持ちを抑えるんですよね。いっしょにいても、気持ちが離れて浮気をする男性もいるじゃないですか(笑)。でも潔子と蒼太は、離れていても同じ思いでいられる。これほど強いものはないんだなと」
――主演として、まわりを引っ張っていかなくては、というプレッシャーはありませんでしたか?
「できることはしていますが、キャストとスタッフさんの仲が本当によくて、そこに支えられているところがあります。毎日、感謝しながら過ごせるのは、いい現場だからだと思います」
――撮影スケジュールは、やはりタイトなんでしょうか。
「朝7時に入って、終わるのが夜中とか。でも、1日があっという間に終わるんです。それぐらい集中させてもらえる現場です。それに、現場にいることが自分の原動力になっているので、家にいるときよりも疲れません。撮影が終わって、このチームが解散となってしまうことを考えると、今から寂しくて」
――もう少しで23歳の誕生日ですね。今後、プライベートで挑戦したいことは?
「『3』という数字が好きなので、23歳の1年間はいい年にしたいです。毎年、誕生日の前後にかかわる作品は財産になる作品が多いんですよ。今年は、この作品ですね。やってみたいのは、海外の一人旅。でも、勇気がなくて。ホームステイもしてみたいです」
――では、ドラマの見どころをお願いします。
「これからエンジン全開、怒涛のストーリー展開になります。『昼ドラっぽいぞ』と思ってもらえる展開も登場します。出演している男性はイケメンばかりなので、好みの方を見つけてもらって、応援するという楽しみ方もあります。1秒たりとも見逃せないですよ!」