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映画『クジラがいた夏』で、野村周平は、優柔不断で意気地のない、主人公のチューヤを演じた。本作は、地方都市に住む4人の若者が抱える悩みを描いた青春ストーリーだ。

のむら・しゅうへい☆

93年11月14日生まれ、兵庫県出身。12年、NHK連続テレビ小説『梅ちゃん先生』(NHK)への出演で注目を集める。おもな出
演作に、テレビドラマ『35歳の高校生』(日本テレビ系)、映画『男子高校生の日常』(13年)などがある。7月クールのテレビドラマ『若者たち』(フジ
テレビ系)に出演予定。今秋公開予定の主演映画『日々ロック』を控えている。

映画『クジラのいた夏』

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監督/吉田康弘
5月3日(土)よりシネマート新宿・心斎橋ほか全国順次公開!
(オフィシャルサイト)http://www.kujira-movie.com/
(C)2014「クジラのいた夏」製作委員会

 

――男性4人の友情と青春が、時に生々しく、時に清々しく描かれている作品でした。
「女性が観たら生々しい下ネタと感じる箇所がありますけれど、それを楽しく描いているので、僕も憧れるような青春映画でした」

――野村さんも、こんな青春を送りたかった?
「そうですね。高校2年で兵庫から東京に転校してきて、芸能の仕事を始めていたので、こういった普通の青春を送りたかったです」

――主人公のチューヤはいわゆる普通の青年ですが、野村さんとの共通点はありましたか。
「あまりなかったです。決めたことを実行できない優柔不断さ、好きな人の写真を捨てられずずっと持っている女々しい部分。チューヤは、自分とは違うタイプだと思いました」

――じっさい、野村さんはどんな人なのでしょう!?
「僕も自分の性格がわからないんです。人によって言われることもバラバラで。基本的には、暗いタイプではないです。好きなものには執着があります。今なら車やサーフィン、BMX、スノーボード、サバイバルゲーム。基本、運動系にはまっています」

――役柄のせいか、あまり活発な印象がなかったので、それを聞いて驚きました。
「役柄のイメージで見られることは多くて、会ったときにギャップを感じる方は多いかもしれないです。本当は、全然違うんですけど(笑)」

――本作は『男の友情』がうらやましくなる作品ですよね。野村さんはどんな友情を育まれていますか。
「僕は、中学の時の友達とすごく仲がいいので、帰る時は連絡します。そうするとみんなが集まってくれるんです。最近だと、成人式に帰りました」

――周りの友達も野村さんの活躍を見て頑張ろうと奮起するのでは?
「そうみたいです。その期待に応えて頑張らなきゃと思いますね」

――デビューされてから順調なキャリアを歩んでいますね。
「そうでもないんです。デビュー当時はミーハーな気持ちで現場へ行って、このままではいけないなと思うようになって、心を入れ替えたんです。仕事もあまりありませんでしたし。底辺を短いスパンで経験したのは現在によく影響しています。もう、あの頃には戻りたくないです」

――もし地元にずっと住んでいたら、今頃は何していたでしょう?
「大学生をしていたと思います。小さい頃は、スノーボードで生活できたらとは思っていましたけど、それだけでは厳しいので」

――スノーボードはかなりの腕前なんですよね。
「5歳から始めたので15年になります。最初は親が連れて行ってくれてそれが習慣化していって」

――5歳とはかなり早いですね。もしかしたらオリンピックに出られるかもしれませんよね!?
「今からでも間に合うかも!? ちょっと目指そうかな。冗談です。できることなら出てみたいですけど、そんな甘い世界ではないですよね」

――以前の取材で、“めちゃくちゃモテる役”をしたいと言ってましたが、夢は叶いましたか。
「まだ実現していません。ぜひ、やりたいですね。スノーボーダーの役にも挑戦してみたいです」

――休みの日は何をしていますか?
「友達と一緒に体を動かしてますね。プライベートも大事にしないと仕事へも気合いが入らないので」

――つかず離れずの『男の友情』が描かれた本作ですが、野村さんが思う『男の友情』とは!?
「男の友情は、一生ものって感じがしますね!」

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