「人生に悩んでいる人にぜひ見ていただきたいです。きっと誰でも一度は「死んだらどうなるんだろう?」と考えたことがあるはず。このストーリーを通して、少しでも見てくださった方の人生観を変えることができたら嬉しいです」
そう語るのは、3日より上演中の舞台『天国の脚本家 冴嶋コーキ』で主役・冴嶋コーキ役を演じる大和孔太(20)。オーディションで主役に抜擢され、本作で俳優デビューを果たしたフレッシュイケメンだ。
「電話で主役だと聞いた時は、びっくりして聞き直しちゃいました。マネージャーさんには「主役とってきます!」って大きなことを言っていたんですが、まさか受かるとは・・・」
モデルとして活動していたものの、演技は今回がはじめて。不安も大きかったという。
「共演者の方たちに「今だから言えるけど、本当に大丈夫かな?って心配したよ」って言われるくらい(笑)。きっとすごく迷惑をかけているのに、僕が分からないことや基本的なことを質問しても嫌な顔せず教えてくださって、本当にいいキャストとスタッフに恵まれました」
大和が演じる冴嶋は、転生を望む魂たちに人生を書き下ろす天国の脚本家。華やかな人生ではなく、壮絶な苦境ストーリーを書くのには、大切な意味があると大和は語る。
「冴嶋が書くような波瀾万丈なストーリーは、過酷だけど、人生とはなにかを気づかせてくれる。そこで経験して培ったことを劇中では「魂レベル」と呼んでいます。派手で楽な人生に憧れるものですが、難しい環境を乗り越える大切さを感じられる内容になっています」
切れ長で眼力のある端正なビジュアルが印象的だが、素顔は意外にも“二枚目”ではないそう。
「僕は感情が素直に出るタイプで、笑いも大好きな三枚目キャラなんです。冴嶋は対照的で、あまり感情が見えないさっぱりした性格なので最初は役に入り込むのに戸惑うこともありました」
第一歩を踏み出した大和の今後の目標は、「とにかく吸収して、勉強を重ねて、俳優として頑張りたいです。今後は、人間らしい演技にも挑戦したい!」
大和孔太(やまとこうた)
1994年11月5日生まれ、熊本県出身。
高校卒業後に単身上京し、モデル活動のほかTV番組、アーティストのPVなどに出演。
2015年6月よりYG ENTERTAINMENT JAPANに所属し、俳優に転身。
今後の活躍が期待される、20歳の若手有望株である。
【公式サイト】http://www.ygfamily.jp/actors_yamatokohta.html
【Twitter】https://twitter.com/ky42746115
舞台「天国の脚本家 冴嶋コーキ」
【日程】9月3日(木)~6日(日) 計7公演
【会場】上野ストアハウス(東京)
【脚本・演出】樋口隆則、佐藤智恵
【出演】大和孔太、柏木佑介、渡辺瞳、平嶋夏海、中西優香、浅倉一男、アラキマキヒコ、池田大樹、奥田龍平、おごせいくこ、小林篤、佐々木道成、佐藤由美、島田洋子、平野大樹、深津哲也、守谷梨沙、山下智雅