マイケル・ジャクソンが派手なメイクやマスク姿で公の場に登場していたのは、そうすることでメディアが騒ぐのを楽しむ一面もあったようだ。武道のエキスパートとして生前にマイケルのボディガードを務め、マイケルの一番下の息子で現在11歳になるブランケットの実の父親であるとも噂されているマット・フィデスは、マイケルが死の直前まで、自身のちょっとした一挙手一投足でメディアが過熱するのを楽しんでいたと明かしている。
25日(火)に英ITVの朝の情報番組『デイブレイク』に出演したマットは「彼は本当にメディアの報道合戦が大好きだったんです。自分が公の場でマスクなんて被った次の日にはそれだけでニュースになることを彼は重々承知していたんです」「明らかにマイケルには二面性がありました。彼は私に『マット、僕の人生が地球上で最大のミステリーになればいいって思ってるんだ…』なんて言っていたくらいですからね。けれど、プライベートでは、私が知っている限りで一番良い人だったんです」と語っている。
生前のマイケルと親交が深かったというマットはさらに、マイケルはメディアの前で普通を装うことには全く興味が無かったとも続けている。「ある日、外出の支度をしていて、ただユリ・ゲラーの家に行って、カレーを食べたり、映画を鑑賞したりするような普通のことをするだけだったんですが、マイケルは自分の鼻にテープをつけはじめたので、私は彼に『なんで鼻にテープなんてつけるんだい?』って聞いたら、彼は『明日のトップ記事に載りたいんだよ、マット』って答えたんですよ」
ただ、マットによれば、マイケルはプリンス、パリス、ブランケットの3人の子供たちが世間で有名になることだけは絶対に避けたがっていたとも話している。「子供たちには有名人になって欲しくなかったんです。私たちは子供たちのプライバシーを守るために長年闘ってきました…子供たちだけにはスーパースターなんかになって欲しくなかったんです」
そんなマイケルの衝撃的な死から25日(火)で早4年が経っている。