映画『おくりびと』の初日舞台挨拶が13日、都内で行われ、俳優・本木雅弘(42)と女優・広末涼子(28)らが登場した。同作は、遺体をひつぎに納める“納棺師”という職業を題材に、生きることの意義を描いた物語。モントリオール世界映画祭ではグランプリ、中国・金鶏百花賞でも3部門での受賞、さらに米アカデミー賞に日本代表として出品が決定するなど世界に認められた話題作。本木は「公開前からいい風が吹いている」と喜びつつも「作品が勝手に独り歩きしているようで逆に不安なくらいです」と話した。広末は「この作品を通して死を受け入れる姿勢が変わった。大好きだったおじいちゃんとの別れを、悲しみだけじゃなくいい形で迎えられた」と感慨深げに話していた。
(撮影・小山伸正)