直木賞作家・重松清の連作短編小説を大林宣彦監督が映画化した『その日のまえに』が1日に初日を迎え、東京・新宿の角川シネマ新宿にて、主演・永作博美(38)、南原清隆(43)、大林宣彦監督(70)らが舞台挨拶を行った。本作は、病で余命宣告をされた妻のため、夫と2人の息子が残された人生を一生懸命に生きる姿を描いたヒューマンドラマ。永作は、南原との夫婦役に「楽にいさせて頂いた。自然に夫婦の体感をさせていただきました」と笑顔を見せる一方、大林監督は、「ひろべえ(永作)は僕だけのものだと思っていた。撮影中ナンチャンにずっと嫉妬していました」と永作にすっかり魅了されていたことを明かした。
(撮影・河崎文雄)