映画『沈まぬ太陽』の制作報告記者会見が8日、東京・内幸町の帝国ホテルで開かれ、主演の渡辺謙(49)らが出席した。『白い巨塔』などで知られる小説家・山崎豊子(64)の同名小説が原作で、巨大航空会社の中で葛藤する男の生き様を描く。中東・アフリカなど世界各地でのロケ、製作費総額20億円、3時間を超える上映時間の超大作について渡辺は「コーナーを狙わず、とにかく渾身の力で投げ込む直球の映画。さすがに僕も160キロを出す年齢ではなくなりましたが、今自分が投げられる一番の球を投げました」と胸を張った。映画は10月24日公開。(撮影:鈴木高宇)