「成功すると信じています。体が粉々になるその最後の瞬間まで自分は音楽を奏で続けます」
と、手術直前の心境をファンに向けて語っていたYOSHIKI。
7月27日LA時間(日本時間28日未明)、米国カリフォルニア州ビバリーヒルズのシーダースサイナイメディカルセンターでの数時間に及ぶ「頸椎椎間孔切除手術」を無事終えた!
手術前にファンからの沢山の心のこもったメッセージを見たYOSHIKIは、感動のあまり涙がとまらず血圧の上昇を起こすほどだったという。
【ワイド】X JAPAN YOSHIKI 手術無事に終了スペシャル写真を公開!
5月末の台湾公演以降、YOSHIKIは日本や中国を飛び回る多忙なスケジュールをこなした後、LAに戻り連日深夜にまで及ぶレコーディング作業を進めていた。しかし台湾公演以降は左手の感覚を失い、今月に入ってからは右手の痺れも強く感じるようになっていた。
YOSHIKIは、レコーディングの合間を縫い病院に通い、日米でセカンドオピニオン・サードオピニオンといくつも診断を受け、頸椎のレントゲン、MRI、筋電図など多くの検査の結果、「頸椎椎間孔狭窄症」と診断された。
日本の医師によると、「これだけの激しいドラムプレイをしていて、この状態で済んでいるのが不思議なくらい。余程、周囲の筋肉を鍛えていてそれが支えになったのだろう。」とYOSHIKIの強靭な肉体に驚いていたという。けれども「病状は深刻で、骨の変形により神経を圧迫、左手の筋力が低下しており、
腰骨の変形により足の痺れも起こしている」と診断されていた。
首には神経が集中している場所であり、決して簡単な手術ではない。
だがYOSHIKIは今後の活動を続けていく上で、この手術が最良の方法であろうと判断し手術に臨んだ。
執刀医は、同病院の脊椎センター部長のNeel Anand外科医。
同センターでの主治医、冨澤仁UCLA内科助教授によると、
「術後の回復に数週間かかり、その後1ヶ月以上かけてリハビリの予定である」
とのことだ。
そして・・・日本時間28日深夜に手術は始まり・・・。
手術は数時間に及んだというが、命にも心配された中枢神経にも別状はなく、また術中に問題を引き起こすこともなく無事に終了した。
「手術中の姿は誰にも見られたくない」という、YOSHIKI本人の強い希望により、身内も親しいスタッフも手術には一切立ち会わず、医師とYOSHIKI本人のみという、大手術としては極めて稀な形でおこなわれた。
だが、身体が非常に繊細なYOSHIKIは、手術後の痛み止めによるアレルギーを起こし、一時呼吸困難を引き起こしたという。
現在はYOSHIKIの容態は安定している。
また右手の痺れは無くなったようだが、手術前に麻痺していた左手は感覚は取り戻したものの、痺れはまだ残っているという。
手術中には喉に気管チューブを入れていたため、スタッフが会話した時には、YOSHIKIの声はガラガラだった。
麻酔がまだ効いており話すことすら辛い状況の中、終始「フランスのライブをやらなきゃ・・・」と言っているというYOSHIKI。
ファンのサイトには「お寺巡りをしてきました」「食事が喉を通らなかった」などYOSHIKIを心配するファンの声が多く寄せられている。
多くのファンの支えによって手術を無事に終えた報告が出来ることをYOSHIKI本人は心から喜んでいる。
X JAPAN制作運営管理委員会は、「治療はまだ続きますが、引き続き良好な術後経過を報告できるものと、YOSHIKIもスタッフも信じております。
皆さんの温かい応援に、心からお礼申し上げます」とコメントを発表した。
8月には鈴鹿での自らのチームの参戦やフィルムコンサートや、10月にはX JAPANフランス公演も発表しているYOSHIKI。
静かに温かく彼の回復を見守りたい!
一日も早く元気になったYOSHIKIのドラムプレイを姿を願って!
本誌では今後もYOSHIKIの状況を伝えていきます!