俳優の岸谷五朗(44)が初監督し、脚本も手がけた映画『キラー・ヴァージンロード』の試写会が1日、東京都内で開かれ、岸谷監督と出演した上野樹里(23)、寺脇康文(47)が舞台挨拶を行った。映画は、結婚式前日にアパートの大家(寺脇)を誤って殺害してしまった主人公・ひろ子(上野)が、どうしても結婚したいために死体を隠しに行った山で出会った、自殺願望を抱く福子(木村多江=38)とともに逃避行を繰り広げる様子を描いたコメディ。上野の起用について岸谷は、「10代の頃からとてつもない魅力を持った子だったが、最近はますます力をつけてキラキラと輝き出していて、『起用するなら今だ!』と思った」と話し、「役の言葉で話せる、役になりきれる女優」と絶賛。上野も初監督となる岸谷の手腕について、「俳優さんでもあるから、演技指導の時に芝居をやってみせてくれて、すぐ理解できた。ちゃんとプランや撮りたい画が見えていて、プランがちゃんと決まっていた」と称えた。(撮影:柴田悟)