国民的作家・山崎豊子の作品群のなかで、初の映像化となる『沈まぬ太陽』の映画完成披露試写会が17日、東京国際フォーラムで行われた。上映前には舞台挨拶も行われ、三浦友和(57)、松雪泰子(36)、鈴木京香(41)らが登壇した。主人公・恩地元を演じた渡辺謙(49)はハリウッド作品の撮影中のため帰国、登壇が叶わなかったが、現地からの生中継で大画面を通して舞台挨拶に参加。会場は大きな歓声に包まれた。恩地の妻・りつ子を演じた鈴木が「とにかく、りつ子として謙さんが演じる元(はじめ)を見つめていればいいか、という思いでした。意志を貫く素晴らしい男性として、尊敬して見つめていました」と明かすと、渡辺は「一緒に年をとった感じです」と“夫”として妻への感謝と労いの気持ちを口にした。『沈まぬ太陽』は10月24日(土)より全国東宝系にて公開。(撮影:鈴木高宇)