俳優の船越英一郎(49)、女優の深田恭子(27)らが19日、東京・有楽町のTOHOシネマズ有楽座で、映画『ウルルの森の物語』(長沼誠監督)の初日舞台あいさつを行った。一昨年の大ヒット映画『マリと子犬の物語』のスタッフが再集結した話題作。離れていた父親(船越)と再び暮らすことに戸惑う兄妹が、エゾオオカミの子供との触れ合いを通し、家族の絆を知っていく感動作だ。壇上には、サプライズゲストとして、もう1人の“主役”のウルフドッグ・ウルルが登場。すっかり“大人”になったウルルに、船越は「こんなに巨大化してしまいました。まだ7ヵ月ですよ!」と目を丸くすると、深田も「最初は本当に小さくて、しょっちゅう抱っこしていたのに」と驚いた様子。クリスマス間近ということで、首にベルをぶら下げて登場したウルルだったが、舞台挨拶中にずっとガリガリとかじり続け、ついにはバキッと音を立ててベルを破壊。その様子を見て子役の桑代貴明(12)は「撮影のときはバッグに入れたりしてたけど、今はかみ殺されそう……」と怖がったが、それでも深田は「今日でウルルと会えなくなると思うと…泣いちゃう…」と、愛着たっぷりなようだった。(撮影:鈴木鍵一)

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