女優の上野樹里(23)が17日、東京・渋谷のNHKで2011年の大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』の主役発表会見に出席した。上野が演じる主人公の江(ごう)は、織田信長の妹・市の三女で、豊臣秀吉の側室となった淀の妹にあたる。生後間もなく父・浅井長政が信長に攻め滅ぼされるなど波乱に満ちた人生を送り、徳川2代将軍秀忠の正室となる。上野は「人の一生を演じることは今までなかった。どの回も熱いドラマが繰り広げられると思う。生きる力を与えるような江を演じたい」と意気込みを語った。また、時代劇初挑戦という上野。「『のだめカンタービレ』では猫背でしたが、背筋をシュッと伸ばして日本の女性を演じたい」と話した。会見の中では、今年の大河ドラマ『龍馬伝』に主演する俳優の福山雅治(41)から上野に「気持ちのいいバトンタッチができるよう、お互いに頑張りましょう」と書面でエールが贈られた。上野は、「会ったことも話したこともないけど、初めて名前を呼ばれて嬉しい。しっかりバトンを受け取れるよう頑張ります」と笑顔で答えた。
(撮影:江口明裕)