俳優の豊川悦司(48)主演の映画『必死剣鳥刺し』(平山秀幸監督、7月10日公開)が、第1回日本シアタースタッフ映画祭で今年の『シアタースタッフ期待作10選』に選ばれ23日、東京・千代田区のサイエンスホールで表彰された。同映画祭は、全国の映画館スタッフ約700人が選定。舞台挨拶に登壇した豊川は「大変、光栄に思います。映画の最前線で働いて、愛してくれる人に評価されて嬉しい」と笑顔で挨拶した。「藤沢周平さんの原作には“大きな男”とあるので自分に(配役の)話が来たのでは」と笑わせ、一方で、ヒロインを演じた池脇千鶴(28)との入浴シーンに「アングルの関係で、僕がかなり無理な姿勢をしていて。立ち回りよりもしんどかった」と撮影を振り返った。「ハデではないが、大人がじっくり見られる映画らしい映画。大人の人にじっくり楽しんでいただけるはず」とアピールした。劇中では、激しい殺陣を披露するが「撮影期間は1週間くらい。撮影後は肉を食べる気をなくした」と生々しい体験を語った。(撮影:河崎文雄)