10日、東京・有楽町スバル座で映画『ロストライム―閃光―』の大ヒット御礼舞台挨拶が行われ、俳優の渡辺大(25)、奥田瑛二(60)、伊藤俊也監督(73)が登壇した。同作は、昭和最大のミステリーといわれる三億円事件の真相に切り込んだ問題作。事件を暴く刑事たちの命を懸けた追跡と、事件に翻弄される人々の罪と欲望を描いた物語。主演の渡辺は、「いつもだと舞台挨拶は初日まで。その後は映画館にお客として観見に行くことが多いんですが、公開2週目を迎えてもこうして舞台挨拶に立てることが嬉しい」と笑顔を見せた。また、同映画の警察監修を務め、公開初日前日の2日に脳出血で亡くなった飯田裕久(享年46)に対し、「台本も直せるし、役者もできるし、指導もできる方で、本当に尊敬していました」(渡辺)、「日本の映画にとってとても貴重な存在でしたので、映画人として仲間がひとりいなくなったのはとても残念で仕方ない」(奥)と故人を偲んだ。(撮影:鈴木高宇)

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