女優の杉本彩(42)が29日、東京・三省堂書店有楽町店で自叙伝『リベラルライフ』の発売を記念してサイン会を行った。同書は、15歳で自殺未遂をしたことから、自身の結婚と離婚、さらには化粧品会社の経営をめぐって妹と対立し、結果として妹と暮らす母への仕送りをやめたことなどを記し、家族との決別宣言をしているなど赤裸々に告白している。杉本は「1文ごとに“書いていいのか”というためらいがありましたが、人生を書く上では避けられないことでした」とキッパリ。「家族をバッサリと切ってしまった、とても薄情でひどい人という評価にもなりかねないというリスクも十分に感じながら」真実をつづったという。「ここに至るまで、すべてやり尽くした。後悔はない」と現状を受け止め、「自分の弱いところを自然に見せられるようになった。この本を書いたことでもっと私は自由になれる。世代関係なく読んでいただけると思います」とアピールした。また、新化粧品会社『リベラルライフ・クリエーション』を立ち上げたことを報告し、「自由を楽しんでいきたい」と話した。(撮影:河崎文雄)