18日、東京・有楽町スバル座で、映画『ばかもの』の初日舞台挨拶が行われ、出演者の内田有紀(35)、成宮寛貴(28)と金子修介監督(55)が登壇した。同作は、芥川賞作家・絲山秋子(44)の代表作を完全映画化。8歳年下の男性との10年におよぶ恋の軌跡を描いた物語。無事に公開初日を迎えた成宮は、「公開までに少し時間がかかったので、『やっとこの作品を世の中の人に見ていただけるんだな』と、嬉しさでいっぱいです」と笑顔を見せた。原作を読み、ヒロインの額子に惹かれたという内田は、「額子は言葉遣いも荒いし、態度もぶっきらぼうだけど、内面の女性としての繊細な部分や恥ずかしいとか素直に甘えられない部分などがとても愛おしく思えました」と印象を語った。中学生の頃から内田のファンだったという成宮は、「今日は髪を切ってこられたんですね。生徒手帳に入れていた昔の写真みたいです」と話すと、これに内田は「やめて下さい、もう35なんですから(笑)」と恥ずかしがっていた。(撮影:河崎文雄)

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