9月7日、都内で舞台『あゝ、荒野』の制作発表会が行われ、嵐の松本潤(28)、俳優の小出恵介(27)、演出家の蜷川幸雄(75)が登場した。本作は1966年に出版された寺山修司の初長編小説が原作で、今回が初の舞台化。二人の青年が、ボクシングを通じて友情を育む姿を描いた内容となっている。5年ぶりの舞台となる松本は「寺山さんの日本語は綺麗で凶暴な文字がたくさん書かれていて、この世界をどう表現するか、これから稽古でいろんなことを考えながら過ごしていきたい」意気込んでいるようであった。蜷川は「松本君がどういう演技をするのか、小出君がどうするのか。本当に楽しみにしています。みなさんの成長のステップになるような、いい現場を作りたい」と語った。役作りに関して松本は「ボクシングはやったことがなかったので、今年3月からジムに通っています。体を作るために必要な食事制限もやっています」と明かすと、小出も「僕もボクシングを練習しています。風呂上がりに体にオイルを塗り、光に当てて『あ、ラインが出てきたな』と点検してます」と笑いを誘った。(撮影:鈴木鍵一)