9月22日、都内で、映画『スマグラーおまえの未来を運べ』の完成披露試写会が行われた。試写会で行われた舞台挨拶には俳優の妻夫木聡(30)、永瀬正敏(45)らが登場した。スマグラーとは、とんでもない物を運ぶ秘密の運送屋のことで、本作で、妻夫木が演じる役者の夢を諦めた25歳のフリーターが、多額の借金を返済するため、このスマグラーの一員となった姿を描いた物語となっている。妻夫木は長年、石井克人監督とのタッグを待ち望んでいたといい「もう最高ですね!今回はオファーをいただいた瞬間に『やる』と決めました。とにかく五感で感じてもらえれば…。スカッとしますが、観終わったらご飯は食べづらい映画かも」と作品について語った。役作りに関しては「最初に出てきたとき、「ダメだなコイツ…」って印象にしたかった。寝ないでダラダラ過ごして食生活のバランスも崩したら、上手い具合に顔がむくみました。不摂生は楽でした」と、自身の役作りについて語った。また、永瀬と妻夫木は10年来の友人ながら、今回が初めての本格的な共演で「やっと実現できてうれしいですね」と笑顔であった。永瀬も「ずっと努力を見てきたので、感慨深いですね」と語った。(撮影:鈴木鍵一)

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