10月12日、東京・日比谷のシアタークリエで舞台『ピアフ』の公演前日会見が開かれた。
会見には女優の大竹しのぶ(54)、田代万里生(27)、碓井将大(19)らが出席した。本作はフランスのシャンソン歌手エディット・ピアフの生涯を描いたものとなっている。
ピアフを演じる大竹は、全15曲を熱唱するステージに「歌うのはプレッシャー。歌手として歌うのは辛い」と苦労を語ったが、「演じているうちにすごく強くなる。孤独だけれど歌っているときはすごく幸せ」とピアフの魅力を実感しているようであった。
代表曲『愛の讃歌』については「力をもらえる。私自身もそういう経験があった。悲しみの先の喜びに置き換えられるすごい歌」としみじみ語った。
大竹が演じるピアフについては「今まで演じられてきたピアフは美しいけど、薬物中毒や男の人と関係が描かれ、生っぽい」と違いをアピールした。4人の愛人とのラブシーンには「みんな紳士で優しいので幸せです」と笑顔を見せた。
劇中で碓井と20歳差結婚する内容に「(碓井の年齢は)実際もっと下。親子に見えないようにしたい。碓井くんの親は私より年下だけど、そこは忘れて」と笑いを誘いつつも、意気込んでいた。(撮影:河崎文雄)