11月19日、東京・有楽町の丸の内ピカデリー1で、映画『アントキノイノチ』の初日舞台挨拶が行われた。舞台挨拶には岡田将生(22)、榮倉奈々(23)、松坂桃李(23)らが登場した。本作は、高校時代に友人を殺したと自分を追い詰め、心を閉ざした永島杏平(岡田)と、暗い過去を持つ久保田ゆき(榮倉)が、遺品整理業という仕事を通して成長していく物語となっている。この日一般公募で集められた笑顔の写真『アントキノエガオ』約1万枚で作成されたモザイクアートが登場し、観客を驚かせた。また、岡田は終盤に瀬々敬久監督(51)から「現場での無邪気な笑顔と子どものような会話で、どれだけ場が和んだか。撮影を引っ張ってくれたのは岡田くんだと思っています」と手紙を読み上げられると思わず男泣き。その後も榮倉から「撮影は大変だったけど、岡田くんがいてくれて助かりました。岡田くんの純粋な気持ちがみんなを助けてくれた映画だった」と共演者から次々とメッセージと花束が贈られ、涙は止まらなかった。岡田は「こういうことだったんですね。初日なのにみんな素っ気ないと思ってた。」と感激していた。(撮影:江口明裕)