アニメ『タッチ』の主人公・上杉達也から、『キテレツ大百科』のトンガリまで、多くのアニメで個性的なキャラクターを演じてきたベテラン声優・三ツ矢雄二(57)。昨秋、バラエティ番組に出演するや、おネエ言葉でスタジオを盛り上げ、「おネエでしょ?」の突っ込みに「グレーゾーンです!」と言い放ったセリフとポーズが大評判となった。

そこで、強烈キャラの正体について聞くべく、本誌も取材を敢行。「インタビュー写真、キレイに撮ってくださいね」と早くもおネエ言葉とハイテンションで語る三ツ矢さん。もはた「グレーゾーン!」は持ちネタになり、いちやく人気タレントの仲間入りを果たした彼だが、じつはこの言葉、深い意味が込められているという。

「黒人も白人も、ゲイもストレートも、いろんな“色”をぜんぶ混ぜたらグレーになると思うんです。世の中には、どうしても周囲に隠さなきゃ生きていけない人だっているでしょう? カミングアウトが珍しくなった今だからこそ、言わない自由も知ってほしい。だから僕は、モロバレでも『グレーゾーンです』と言い続けることに意味があると思うんです」

それって、等回しなカミングアウト? ところが返す刀で「僕だって、いつか女の人と結婚するかもしれないし」と衝撃告白! ホントのところ、いったいどっち?

「答えはやっぱり、グレーゾーン!(笑)。でも、ゲイの人には嘘だけはついてほしくない。たとえばゲイじゃないと嘘をついて、体裁だけの結婚をするとかね。愛がないのに愛してるようなふりをするのは絶対だめだと思うんです」

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