2月14日、東京・内幸町のイイノホールで、サンケイスポーツなど在京スポーツ7紙の映画記者が選ぶ『第54回ブルーリボン賞』の授賞式が行われた。
『太平洋の奇跡』で主演男優賞に、竹野内豊(41)、『八日目の蝉』で主演女優賞に永作博美(41)、『モテキ』で助演女優賞に、長澤まさみ(24)らが選ばれ、登壇した。竹野内は「憧れの名優の方々が受賞した賞をいただき、信じられません。戦時中、日本を守ろうとした人たちの魂と誇りを忘れてほしくない一心で演じました」と語った。また「今の時代にこの作品を残せたことは、役者人生の中でも天命と言っても過言でない、意義のあることと思ってます。評価いただけたことに心より感謝します」と熱く語った。
ブルーリボン賞は、主演男女優賞者が翌年の司会をする習わしで、来年は永作との同級生コンビで司会を担当することになる。司会の妻夫木から「相当緊張しますよ。水グビグビ飲んじゃうくらい」とアドバイスされると、「あんまり人前に出るのは得意じゃない。今も緊張しています」と答えた。それに対して、妻夫木から「今も人前ですよ」と切り返され、苦笑いを浮かべていた。(撮影:鈴木鍵一)