3月中旬の午後3時過ぎ、都内の大型紳士服店で買い物をする親子3人がいた。桜田淳子(53)と夫の東伸行さん(56)、そして長男(18)だ。
桜田夫妻を結びつけたのは、’92年8月、韓国で行われた統一教会(世界基督教統一神霊教会)による合同結婚式。当時は、桜田の結婚は教団による”洗脳”と大騒ぎとなった。桜田の母や兄弟を巻き込んで統一教会との奪還戦も報じられた。そんな彼女は、今回のオセロ・中島知子(40)の騒動をどう見ているのだろう。
家族で駐車場に出てきた桜田は、「すみません、答えられないんです……。私はマスコミの対応はしていないんです」と申し訳なさそうにするものの、かなり慌てている様子がうかがえた。そんな桜田に代わって夫の東さんが本誌記者に答えてくれた。
「中島さんの洗脳騒動を知ったとき、その言葉は確かに以前、どこかで聞いた言葉だなぁと、そう思いましたよ(笑)。彼女の場合も、その霊能者に中島さんが騙されて、お金などを騙し取られているならば、ご両親が彼女の目を覚まそうと必死になって動くのは当たり前だと思います」
––お2人も、中島さん同様に”統一教会に洗脳されていた”と思っていますか?
「さすがにそう思っていたら、今でもこうして淳子も僕も統一教会を信じてはいませんよ。宗教というのは入ってみなければわからない世界があるんです。必要なのはその教えを信じてよいのか、悪いのか、それを自分自身で見極める力を正しく持つということではないでしょうかね」
東さんは、あくまで自分たちは自分自身で選択して入信、結婚した。決して教団に洗脳されたわけではないと胸を張る。最後に「今も幸せですか?」と聞いてみると、彼はこう答えた。
「もちろん、幸せですよ。うちの家族はね」