3月12日、東京・日比谷のシアタークリエで、舞台『幻蝶』の公開稽古が行われ、俳優の内野聖陽(43)、田中圭(23)らが登場した。
同舞台は、内野・田中演じる社会からはみ出したダメ男2人が、幻の蝶の存在を追い求め、『信じる』ことで繋がっていく人間模様を描いたヒューマンドラマ。劇中では内野演じるイケイケオヤジ・戸塚保が、田中演じる引きこもりがちの青年・内海真一に突然襲いかかるなどコミカルな要素を交えながら、生きづらい現代人の孤独を濃密に描く。物語のテーマは『現代の楽園はどこにあるのか?』。1つのものを信じる2人の前にさまざまなしがらみや思惑が複雑に絡んでいく
。脚本は映画『キサラギ』や『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズを手がけた古沢良太が担当している。初日にあたり、内野は「ものごとを『信じる』ということの意味を強く投げかける舞台にしたいと思っています」と話した。一方、田中は「大好きな皆と、幻蝶を追いかけ続けたいと思います。本番で毎回変化していくのも楽しみです。頑張ります!」と意気込みを語った。(撮影:柴田悟)