3月22日で結婚1周年を迎えた林家三平(41)と国分佐智子(35)夫妻。今年2月に東京・根岸の実家から10メートルと離れていないところに家を建てたものの、国分は昼食時になると必ず実家に戻り、嫁姑が一緒にご飯を食べているという。母・海老名香葉子さん(78)のもとで”噺家の嫁”として修行の日々を送っているが……。
その2人を3月20日春分の日、東京郊外の寺院で目撃した。花束を手に誰かのお墓参りに来た様子。寺院から出てきた2人に直接話を聞くことができた。「どなたのお墓参りに来られたのですか?」という本誌の問いに、三平が国分を気遣うように、こう話し始めた。
「実は、国分家のおばあちゃんのお墓参りに来たんです。亡くなったとき、僕は仕事で(葬儀に)出席できなくて……。それで今日はそのお詫びと、これからも見守ってくださいとお願いに来たんです」
三平の隣でうなずいていた国分は、しんみりとした様子でこう続けた。
「亡くなったのは去年の夏でした。楽しみにしていた披露宴にも間に合いませんでした。だから『私は幸せに暮らしています、安心して』と報告して、手を合わせてきたんですよ」
2人が入籍後、帝国ホテルで結婚式を行ったのは昨年10月。その直前に大切な人を失っていたということになる。披露宴でも幸せに溢れた国分の様子は、そんなことを微塵も感じさせないものだった。三平夫妻の知人はこう言う。
「亡くなられたのは昨年7月、83歳だったと聞いています。彼女は一緒にコンサートに行ったり、部屋におばあちゃんが描いた絵を飾るほど”大のおばあちゃん好き”でしたから。挙式3カ月前の悲劇には、とてもショックを受けていました。しかし『おめでたい席に水を差すのは……』と、身内以外には報告しなかったといいます」
ようやく”祖母の死”を伝えることができた国分は、ほっとした様子だった。