「今まで自分の子育ての話はしたことはありませんでした。今回、初めてお話しします」
そう嬉しそうに話すのは、谷亮子参議院議員(36)。彼女は、多忙な議員生活を送りながら、プロ野球・読売ジャイアンツの谷佳知選手(39)との間に生まれた長男佳亮くん(6)と、二男の晃明くん(2)を育てる2児の母。両親の名前から一字ずつもらった佳亮くんは、家から歩いて10分ほどの公立小学校に通う。
「私も公立だったので、特に小学校の受験はしませんでした。入学にあたって、私たちの呼び方を『お父さん』『お母さん』に切り替えようとしているところです。まだ、全然ダメですけど(苦笑)」
柔道選手のとき以上に多忙を極める議員職。しかし、彼女は、選挙期間中どんなに遅くなっても、どんなに遠くにいても、必ず家に帰って子供と一緒に寝ているという。
「子供が目を覚ましたとき『ママ、ママ』と、私を捜していたということを聞き心が痛みました。それを聞いてからは、どんなに遅くなっても自宅に帰るようにしているんです」
選挙期間中は、今日は北海道、翌日は東北といったときもそのまま移動せず、一度東京に戻ってくる。そして、子供たちを寝かしつけ、翌朝お弁当を作ってから、また東北に向かうそうだ。
「下の子を母乳で育てていたということもあったんですけどね。昼間に搾乳し冷凍して、母に飲ませてもらったりもしていました。国会議員は休みがほとんどないので、子供と接する時間は本当に少ないんです。だからこそ子供といられる時間は密度を濃くしたいと思っています」