「いまはとにかく仕事が充実しているみたいです。新しい恋?そんな様子はまったくありませんね」と話すのは、賀来千香子(50)の母。宅麻伸(56)との離婚を知らされたのは、発表前日のことだったという。離婚について、母が娘そっくりな声で語ってくれた。
「2人はずっとマンションで一緒に暮らしていましたから、最初に聞かされたときはとても驚きました。(離婚の原因については)私も詳しくは知りませんが、2人が報告したとおりだったようです」
‘94年1月の結婚から18年間連れ添った2人だったが、連名で出したコメントでは《…いつしかすれ違い、その距離を埋める事が出来なくなっておりました。二人で充分話し合い、お互いを思い遣った結果、離婚という形に至りました》と綴っていた。
最近では舞台を中心に活動し、今年も年明けから大阪で『暴れん坊将軍』、4月からは名古屋で『細雪』の上演に臨んだ賀来だが、周囲には離婚の痛手をまったく感じさせていないという。
「とにかく生き生きしていて、『細雪』に関しては、“女優人生の転機となる作品”というくらいに考えているようです」(舞台関係者)
昨年50歳という節目をむかえた彼女。再スタートしたいという思いがずっとあったのかもしれない。母親が取材に応じてくれたときも、賀来はちょうど名古屋で同作の上演期間中だった。
「娘とは毎日、電話やファックスでやり取りしています。中身は、その日の食事や現地の様子など、ちょっとしたことです。出演する舞台は毎回見に行っていて、もちとん今回の名古屋での公演にも足を運ぶつもりです」
誰よりも自分を応援してきた母親に告げた金敷報告。こまめに交わすやり取りには、悲しませた母親への自責の念もあるのだろう。