5月6日、都内で、映画『わが母の記』大ヒット舞台挨拶が行われ、俳優の役所広司(56)と宮崎あおい(26)が登場した。
本作は、井上靖の自伝的小説を映画化。老いて失われていく母の記憶の中で、唯一消されることのなかった真実に向き合い、家族の愛や絆を信じて生きていく人々の姿を描く。
公開以来、国内外から高い評価を受けている本作に、宮崎は「新鮮で新しい、こんな日本映画があるんだと思える作品」と笑顔で語った。役所は「実は公開初日に大ヒット舞台あいさつが決まってて、ハラハラしてたけど、みなさんのおかげです」と観客の笑いを誘った。
また、本作で原田作品に初参加となった宮崎は「インする前に、違う作品で参加されたことのある役者さんから『大変ですよ』と伺っていました」と告白。原田監督から「誰、それ!?」とすかさずツッコミが入るとその迫力に押されてか「堺さんです…、あっ!名前言っちゃった」とタレ込みの犯人を暴露。慌てた宮崎は「『すごい素敵な人だけど、現場は大変だよ』と伺ってました」と『ツレがうつになりまして。』に夫婦役で共演した『夫』堺雅人(38)を必死にフォローするも、原田監督は苦笑い。場内は笑いに包まれていた。(撮影:鈴木鍵一)