女優の井上和香(32)が5月13日の誕生日に、映画監督の飯塚健(33)と入籍した。16日に出席したイベントで「自然な、当たり前の夫婦になりたいですね。荒波もなく、穏やかな普通の家庭がいいです」と笑顔でコメントした。
和香の両親は都内で割烹料理店を営んでいる。自慢の娘なのだろう、店には和香がCM出演する酎ハイのポスターが貼ってある。板長を務める父・義寛さん(64)は、温厚そうな笑顔でこう言う。
「父親として肩の荷が下りたというか、ほっとしています。飯塚さんにはちょっと前に会いましたよ。飯塚さんが男前かというと……。私のほうがいい男でしょう(笑)。でもあのじゃじゃ馬娘が惚れたんだから、気持ちの優しい、いい男だと思いますよ」
女将である母親は、元大映女優の嵯峨京子さん(69)だ。両親とも手放しで、和香の結婚を喜んでいた。
「我が家は娘2人ですから、結婚で長男坊ができたみたいで本当に嬉しいんです。ちょっと前まで結婚はしなくていいから、子供はつくりなさいよって言ってたのですが……」
笑顔の母は、こう続ける。
「女優が監督や演出家などの作り手の方と結婚すると、妻が大女優になった例が多いと思うんです。吉永小百合さん(夫はテレビプロデューサーの岡田太郎さん)、岩下志麻さん(篠田正浩監督)、乙羽信子さん(新藤兼人監督)。そんな先輩方にあやかり、和香にも吉永小百合さんのような大女優になってほしいですね」