6月6日、都内で、第31回『ベスト・ファーザー イエローリボン賞』の授賞式が行われ、歌舞伎俳優の中村勘九郎(30)が出席した。
実父・中村勘三郎(57)も勘九郎時代の1991年に同賞を受賞しており、親子2代での受賞に「本当に光栄。勘九郎で2回って、縁があるのかも」と笑顔を見せた。今回の受賞に、妻で女優の前田愛(28)からは「鼻で笑われてしまいました」と苦笑いで明かした。
歌舞伎界入りを中学生の時に自ら選択した勘九郎は、長男の歌舞伎界入りについても「強制はしない。彼が本気でやると決めたら、全力でサポートします」と話した。勘三郎からは厳しくしつけられたが「闘っている父の姿を見て、この人の息子で良かったと。厳しく息子をしつけて、そう思ってもらえれば」と話した。
また、銅賞のほか、ベストネクタイストも受賞したタレントの恵俊彰(47)は「正直、学校とかに行くと自分の頃に比べてお父さんの数が増えてる。お父さんが求められてると思います」としみ語った。『芸能部門』で選出された俳優の田辺誠一(43)は「こんなに大きな賞だと思っていなかったので、僕でいいのかな」と喜びを語った。(撮影:小山伸正)