「以前のあの子は、いつも神経がピリピリしていて、家でもみんな怖がっていました。それがいまや、誰が何を言ってもニコニコ笑ってますねん」
そう語るのは、島田紳助(56)の実母だ。昨年8月23日に〝引退会見〞を行った紳助。だが、最近になって復帰説が囁かれ始めている。5月には『週刊ポスト』が「引退後の1年間を追ったドキュメンタリー特番の撮影が進行中で、満1年となる今秋復帰」とも報じていた。そこで、京都に住む彼の実母に話を聞くと、
「特番での復帰は、聞いたことがないです。ないと思いますけどね。あの子は『芸能界には戻りたくない』と言うてますので……。海外旅行に行ったり、実家で孫と遊んだりしてね。最近はもう自由にあちこち飛び回っています」
しかし、これからもずっと息子が仕事もせずに暮らすことには、母として〝一抹の不
安〞を感じているようだ。
「あの子がこのまま何もせず年を取るのかと思うとね……。仕事のことは、私にはわか
らへんので聞いてません。でも、この年で隠居というのはねぇ。ちょっと早すぎると思ってるんです」
確かに、〝56歳での隠居〞はあまりに若すぎる。こうした思いは、母親だけでなく親族も抱いているという。
「あの子は、引退会見したとき私らには『1年間は何もせえへん』と言ってたんです。けど、もうすぐ1年でしょう。この前も、あの子の従兄弟が心配して『これから何するって言うてるの?』と聞いてきたんです。私が『仕事する気はあらへんって言うてたし、これから何するか全然わからへん』と答えたら、『おばちゃん、それはアカンで〜。あの年齢で隠居は早すぎる。一度会って話を聞かんとアカンな〜』と言ってくれました」
9月には、紳助が漏らした1年の期限がやってくる。〝隠居状態〞の紳助を心配して、親族も再始動への説得工作を試みようとしているようだ。