「アンは『息子には帰国するように頼まれているけれど、すぐに日本には帰れない』と言っていました」(ロサンゼルス在住の芸能関係者)
7月15日に脳幹出血で倒れ、危篤状態が続いている桑名正博(58)。前妻のアン・ルイス(56)は現在、米・ロサンゼルスで、ひとり暮らしをしている。長男の美勇士(31)は桑名が入院している病院で母について聞かれ、「アンは『お祈りをしておくから代わりに話しかけてあげて』と言っていました」と語った。
アンと桑名は’80年に結婚し、’81年には長男の美勇士を出産。だが、そのころから夫婦のすれ違いが多くなり、結局、関係は修復できず結婚生活は4年しか続かなかった。結婚当初から桑名の実家とは折り合いが悪かったというアン。しかし、離婚後の長男の親権問題でその確執はさらに深まっていった。
「’84年の離婚後、美勇士の親権は彼女が持つことになりました。以来、アンと桑名の母との関係は決定的に悪くなってしまったそうですね。アンは『あの人たちの顔を見るのも嫌!』『顔を見ると息が詰まりそうになる』と漏らしていたそうです。桑名の実家は資産家として知られていました。姑は、”満足に子育てもできない夜遊び好きの女”に”将来の跡継ぎ”の孫をとられてしまったという思いを持ち続けていたそうです」(音楽関係者)
実際、アンは姑から見ると、幼い美勇士をひとり自宅マンションに残したまま、年下のミュージシャンとデートに行くなど、信じられない育児ぶりだった。その後、’94年、アンは息子が中学に進学するのをきっかけに、美勇士を桑名家に戻している。
「最愛の息子を手放す決意をしたのは、思春期を迎えた彼の教育にアンが自信を持てなくなったからだそうです。しかし、姑がアンに育てられた孫を不憫に思い、どうにか美勇士を取り戻したいという意向も強く働いていたそうですね」(前出・音楽関係者)
アンは4年に1度帰国しては美勇士には会っていたが、桑名の実家に顔を出すことは決してなかったという。
「ただ、一度は心から愛し合った仲です。アンは『桑名が危篤状態であるならば、手でも握って励ましたい』とも言っていました。彼女の心はいま、非常に揺れているんです」(前出・現地の芸能関係者)