「3連覇もしますけど、自分のレスリングを貫きたいです」
壮行会でこう宣言し、五輪3連覇に挑んだレスリング女子63㎏級の伊調馨(28)。
「実は、その陰には結婚目前といわれた韓国人男性との“悲恋”があったんです」(レスリング関係者)
伊調の結婚報道が流れたのは、09年2月。お相手は韓国のレスリング元王者で、当時は韓国体育大学のコーチだったチェ・ワンホさん(当時32)。2人は07年春にアジア選手権で出会い、同年夏に伊調の韓国への“出稽古”で再会。
「その際、日本に留学経験のあるワンホさんは通訳を担当していました。江口洋介似のイケメンで、09年4月から伊調は半年間、姉妹でカナダ留学をするため、留学前に《両家で結納を交わした》とも報じられましたが・・・」(前出の関係者)
中学時代の恩師で『八戸クラブ』代表の沢内和興さんは、「当時、結婚が決まったら報告するように話したんですが、報告はありません」と話し、こう続ける。
「いままでレスリング漬けの日々を送ってきた馨には充電期間が必要でした。そこで私がカナダ留学を勧めたんです。環境を変えたかったようです」
留学は結局、10カ月間に及んだ。その間に2人の交際に変化が生じたのだろうかーー。ワンホさんと親しい韓国レスリング関係者は、こう話す。
「いま、ワンホは、馨と交際も入籍もしていません。彼は現在も独身です」
レスリング関係者は「帰国後、姉・千春は10年春に故郷・青森の高校教諭になり、ロンドンを断念。一方、馨は男子選手に混じり、過酷な練習に没頭する日々に戻りました」と語る。結婚を断念し偉業に挑んだ伊調。悲愛を吹っ切ったその笑顔は輝いていた――。