11日、都内で、映画『桐島、部活やめるってよ』の初日舞台挨拶が行われ、俳優の神木隆之介(19)が出席した。
本作は、バレーボール部の桐島の退部を機に、映画部の前田ら同級生たちの変化を描く。スタンディングオベーションで迎えられた神木は「これ以上の幸せはない。すごくうれしい」と感無量。橋本愛(16)も「人生で初めて見たものだったので、戸惑ってしまって。最高に幸せです」と大号泣した。
また、この日体調不良により立ち会えなかった佐藤貴博プロデューサーからの手紙が読み上げられ、登壇者一人、一人に向けられた心のこもったメッセージに、キャスト陣は再び感動の涙を流していた。
しかし、これは周到に計画されたドッキリ。突如、場内が暗転すると、映画部の部員役の6人と元気な佐藤プロデューサーがゾンビの特殊メイク姿で乱入。絶叫と歓声が入り混じる中、神木は「昨日もマスクをしていましたよね?」と納得がいかない表情。それでも気を取り直し、最後に神木は「今日はびっくりです。入ってきた時のみなさんが立っていたこと、佐藤さんのWドッキリみたいなのがあって、こんなに感動した舞台挨拶は初めてです」と話し、会場から大拍手を浴びた。(撮影:桑原靖)