14日、約25年間所属した芸能事務所からの独立問題が明るみに出た歌手美川憲一(66)が、休暇先の米ロサンゼルスから帰国し、成田空港で緊急会見をした。
美川はこの日、給料の滞納などによる金銭トラブルが原因で、7月末にマネジャーや経理担当ら6人が退社したことや、自身のギャラも一部未納状態になっていることを告白。「社長には感謝の気持ちがある。私は経営にはタッチしてない。経営は大変なのかなと思う」と話すも、「私もCMのお仕事もしていますし、経営は困難だったと思っていない」とし、金銭面での信頼関係が揺らぎ、今回の決断につながったことをにおわせた。
美川は「契約は一切してない。最初から信頼関係でやってきた」と書類上の契約は当初からないとし、話し合いで関係を解消するとした。また、今後については、自身がプロデュースする東京・西麻布の鉄板焼き屋『みかわ』を経営する社長と新事務所設立をすることも考えているという。
また、衣装対決でNHK紅白歌合戦を盛り上げてきた小林幸子(58)も、金銭トラブルをめぐる『お家騒動』の渦中にあるが、美川は「アタシは一個人の歌手として入っているわけだから質が違う。電話もしてません」と話した。(撮影:鈴木鍵一)