大人気のNHK朝の連続ドラマ『梅ちゃん先生』も、9月29日の放送で最終回。そこで、撮影を終えた主演の堀北真希さんに、今だから話せる撮影の秘話をこっそりと教えてもらった。
【夏のシーンの撮影は実は冬で……】
「終戦の放送を聞くときに、梅子がラジオのコードに足をひっかけて転び、一瞬聞けなくなってしまうというシーン。ドラマの中の季節に合わせて夏の格好でしたが、撮影は冬。地面が凍っていたので、転んだときは氷の上に寝ているみたいでつらかった……」
【出産経験がないので……】
「出産シーンはわからないことばかりで、”どうしよう”と不安でした。でも監修の先生に陣痛の流れなどを伺ったり、『こんな感じでいいですか』などと相談しながらなんとか演じきりました」
【『梅子』の名前の由来にびっくり!】
「姉の名は松子、兄は竹夫。梅子は『自分は松竹梅の梅だからお姉ちゃんたちよりも出来が悪くて……』と思ってた。でも子どもの名づけのときに、自分の名前の由来が『歳寒三友』という中国の話だと知るんです。『冬の寒さの中でも緑を保つ松、雪の重さにも負けずすくっと生える竹、そして寒さの中でも花を咲かせる梅』。この回まで知らなかったのでびっくりしました!」
【桃李くんとは敬語でお話】
「私も桃李くんも人見知り。桃李くんは、同い年なのに私に敬語で話していたんです。同い年だから敬語はやめようって、メークさんに伝えてもらいました(笑)」
【結婚式のシーンでは初の……】
「今までほかのドラマでも花嫁衣装を着たことはありますが、信郎と梅子の結婚式のシーンで初めて白無垢を着ることができました。これはうれしかったですね!」
【みんな家族の役になじんでました】
「家族の会話は後半はアドリブが多いんです。台本にも『アドリブ』っていうのが増えて(笑)。撮影で10カ月間一緒にいたので、みんな自然に役に慣れているんです。家族が出てくるシーンで印象的だったのは、竹夫兄さんの会社が傾いたときに家族をはじめとする人たちが集まったところ。すごく感動しました」
【子どもがかわいくてかわいくて】
「最後のほうの撮影では、毎日子どもに囲まれていたんです。赤ちゃんを抱くとそちらに集中してセリフを忘れてしまったこともありました(笑)。大変でしたけど、やっぱりかわいかった!」