「彼女の執行猶予期間は11月に明けますから、それを待っての舞台復帰ということですね。視聴者からの批判も予想されるなかテレビ出演はまだ難しいでしょうから、根強いファンをあてにした舞台復帰しか選択肢はなかったのでしょう」(芸能関係者)
スポーツ紙で、今年12月の主演舞台で女優に復帰する、と報じられた酒井法子(41)。織田信長の妹「お市」が主役の戦国時代劇だという。
そのニュースが流れる1週間前、本誌は都内の中学に通う長男の体育祭で、楽しそうにはしゃぐ酒井を目撃していた。公私ともに順調ぶりを物語る笑顔に見えたが、彼女の復帰にはまだ逆風が続いているようだ。
酒井は、昨年4月に中国で”麻薬撲滅”のPR活動に参加するなど、国外での活動再開を視野にいれていた。芸能レポーター・城下尊之氏は言う。「薬物騒動以降も、中国での彼女の人気は健在です。彼女は芸能界復帰後に、中国に渡って横断コンサートを開くという大きな夢を抱いていました」
ところが、尖閣諸島の国有化で日中関係は急速に悪化。自分を支えてくれた中国のファンに、直接感謝の言葉を――、との願いは閉ざされてしまったのが現状だ。
さらに、あるテレビ局関係者はこう語る。
「復帰報道はありましたが、彼女がかつて所属していた大手芸能事務所には、まだ連絡がないそうです。本格的に復帰を決めたなら、まず恩義のある事務所へひと言うのが当然。それがなくては、テレビ局も彼女への出演依頼は二の足を踏むでしょう」
かつての輝きを取り戻すには、まだ超えなくてはならない壁があるようだ――。