22日、都内で、『東京ドラマアウォード2012』の授賞式が行われ、女優の尾野真千子(30)が出席した。
作品の質の高さだけでなく、市場性、商業性にスポットを当てて、『世界に見せたい日本のドラマ』というコンセプトのもと、世界水準で海外に売れる可能性が高い優秀なドラマを表彰する同賞。
NHK朝の連続テレビ小説『カーネーション』で主演女優賞を受賞した尾野は、目に涙を浮かべながら「自分の人生を変えてくれたドラマで賞をいただけて嬉しいです。朝ドラの主演は目指していたところだったので、全力で100%の力でやりたいと思っていた。スタッフもキャストも家族みたいに一つになれた。私にとって宝です」と喜びを語った。また、「『MOTHER』の頃は街で誰も見てくれなかったが、最近は『尾野さん』『おのまち』と声をかけられるようになった」と周囲の変化を実感していた。
脚本賞を受賞した『家政婦のミタ』の遊川和彦氏は「うちの主役が主演女優賞とれなかったことがとても残念で、なぜなんだと思ったが、『カーネーション』の尾野真千子さんと聞き、彼女ならいいと思いました」と納得の表情で語った。(撮影:江口明裕)